学研全訳古語辞典 |
ま・つ 【待つ】
活用{た/ち/つ/つ/て/て}
期待して時を過ごす。待つ。
出典古今集 夏
「五月(さつき)まつ花橘(はなたちばな)の香(か)をかげば」
[訳] ⇒さつきまつ…。
まつ 【松】
①
木の名。
出典三冊子 俳論
「まつの事はまつに習へ、竹の事は竹に習へ」
[訳] 松のことは松に習いなさい。竹のことは竹に習いなさい。
②
「松明(たいまつ)」の略。
出典徒然草 一九
「晦日(つごもり)の夜、いたう闇(くら)きに、まつどもともして」
[訳] 大晦日(おおみそか)の夜、たいそう暗い中に、たいまつをいくつもともして。
③
門松(かどまつ)。
出典徒然草 一九
「大路(おほち)のさま、まつ立てわたして」
[訳] 都大路のようすは、門松をずっと立て並べて。
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