学研全訳古語辞典 |
めでたさも…
分類俳句
「目出度(めでた)さもちう位なりおらが春」
出典おらが春 俳文・一茶(いつさ)
[訳] (他人任せに世を送る老い先短い身には)正月を迎える、めでたさといってもいい加減なものだが、それもまた自分にふさわしいものではないか。
鑑賞
『おらが春』の巻頭にあり、その書名もこの句に由来する。「ちう位」は、一茶の故郷の柏原(かしわばら)地方の方言でいい加減の意。「ちう」を「中」と解釈し、中程度とする説もある。季語は「おらが春」で、季は春。
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