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よをこめての意味

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よをこめて…

分類和歌


出典百人一首 


「夜をこめて鳥の空音(そらね)ははかるともよに逢坂(あふさか)の関はゆるさじ」


出典後拾遺集 雑二・清少納言(せいせうなごん)


[訳] まだ夜が明けないうちに、鶏の鳴きまねをしてだまそうとしても、(中国の故事にあった函谷関(かんこくかん)なら開きましょうが、)逢坂の関は決して開かないでしょう。(うまいことをおっしゃっても、私はあなたに逢(あ)うことはありますまい。)


鑑賞

藤原行成(ふじわらのゆきなり)の求愛を、中国の史書『史記』孟嘗君(もうしようくん)伝の故事を巧みに用いながら拒否した歌。『枕草子(まくらのそうし)』の「頭の弁の、職にまゐり給ひて」の段に、詳しい事情が述べられている。「逢坂の関」には、男女が逢う意をかけている。



よ-を-こめ-て 【夜を籠めて】

分類連語


まだ夜が明けないうちに。まだ暗いうちに。


出典後拾遺集 雑二


「よをこめて鳥の空音(そらね)ははかるともよに逢坂(あふさか)の関はゆるさじ」


[訳] ⇒よをこめて…。


なりたち

名詞「よ」+格助詞「を」+動詞「こむ」の連用形+接続助詞「て」








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