学研全訳古語辞典 |
さし-なら・ぶ 【差し並ぶ】
活用{ば/び/ぶ/ぶ/べ/べ}
隣り合って並ぶ。並ぶ。
出典万葉集 一〇二〇
「さしならぶ国に出でますはしきやしわが背の君を」
[訳] 隣り合って並ぶ国におでかけになるいとしいわが夫の君を。◆「さし」は接頭語。
活用{べ/べ/ぶ/ぶる/ぶれ/べよ}
並べる。
出典源氏物語 竹河
「この殿の姫君の御かたはらには、これをこそさしならべて見め」
[訳] この殿の姫君の隣(=御婿君)には、この方をこそ並べて見たい。◆「さし」は接頭語。
差し並ぶのページへのリンク |