学研全訳古語辞典 |
なり-あ・ふ 【成り合ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
でき上がる。完成する。
出典古事記 神代
「なりあはざる処(ところ)一処あり」
[訳] でき上がっていないところが一か所ある。
②
成長して一人前となる。
出典源氏物語 東屋
「まだ幼くなりあはぬ人を」
[訳] まだ幼くて一人前となっていない人を。
③
一緒になる。一つになる。
出典太平記 三七
「畠山(はたけやま)となりあひて夜打ちに寄せたりと騒ぎ」
[訳] 畠山と合流して夜打ちに押し寄せたと騒いで。
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