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打ち上ぐの意味

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学研全訳古語辞典

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うち-あ・ぐ 【打ち上ぐ・打ち揚ぐ】

他動詞ガ行下二段活用

活用{げ/げ/ぐ/ぐる/ぐれ/げよ}


酒宴を開いて歌い騒ぐ。▽手を打ち鳴らすところから。


出典竹取物語 かぐや姫の生ひ立ち


「このほど三日うちあげ遊ぶ」


[訳] この時(名付け祝いの前後)三日間は、酒宴を開いて歌い騒いで楽しむ。


勢いよく上げる。


出典枕草子 関白殿、二月二十一日に


「大納言殿・三位の中将、二所(ふたところ)して簾(すだれ)うちあげ」


[訳] 大納言と三位の中将のお二方ですだれを勢いよく上げ。


声を張り上げる。


出典紫式部日記 寛弘五・七・中旬


「我も我もとうちあげたる伴僧の声々」


[訳] 我も我もと声を張り上げている導師の供の僧の声々。◆の「うち」は接頭語。








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