学研全訳古語辞典 |
あきら-け・し 【明らけし】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
①
清らかだ。けがれがない。
出典大鏡 後一条
「あきらけき鏡にあへば」
[訳] けがれがない鏡に向かうと。
②
はっきりしている。明白だ。
出典万葉集 三八八六
「あきらけく吾(わ)が知ることを」
[訳] はっきりと私が知っていることなのに。
③
賢明だ。聡明(そうめい)だ。
出典源氏物語 若菜上
「末の世のあきらけき君として」
[訳] 末世の賢明な君主として。
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