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有るまじの意味

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学研全訳古語辞典

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ある-・まじ 【有るまじ】

分類連語


〔多く「あるまじき」の形で用いられて〕


する必要がない。


出典土佐日記 二・一六


「必ずしもあるまじきわざなり」


[訳] わざわざする必要がないことだ。


当然あってはならない。とんでもない。


出典源氏物語 桐壺


「かかる折にも『あるまじき恥もこそ』と心づかひして」


[訳] このような場合にも「とんでもない不面目な事態でもあったら困る」と気配りして。


生きていられそうもない。


出典竹取物語 仏の御石の鉢


「なほ、この女見では世にあるまじき心地のしければ」


[訳] (石作りの皇子は)やはり、この女(=かぐや姫)と結婚しないでは、この世に生きていられそうもない気持ちがしたので。


なりたち

ラ変動詞「あり」の連体形+打消推量の助動詞「まじ」








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