学研全訳古語辞典 |
浄瑠璃
分類文芸
浄瑠璃節(ぶし)や、人形(にんぎよう)浄瑠璃のこと。浄瑠璃節は、室町時代末期から江戸時代にかけて流行した語り物の一つ。初め琵琶(びわ)と扇拍子(おうぎびようし)で節回しを付けて語ったが、のち、三味線の伴奏で語るようになり、人形を操る演劇の語りとして発展した。貞享(じようきよう)年間(一六八四~一六八七)に竹本義太夫(ぎだゆう)が義太夫節を工夫し、近松門左衛門(もんざえもん)の協力によって語り物としての浄瑠璃は面目を一新し、音楽劇としての「人形浄瑠璃」を大成させた。義太夫節以外には、河東(かとう)節・豊後(ぶんご)節・常磐津(ときわず)節・富本(とみもと)節・清元(きよもと)節・新内(しんない)節などがある。なお、特に義太夫節をさすこともある。
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