学研全訳古語辞典 |
く 【消】
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
消える。なくなる。
出典万葉集 四〇〇四
「立山(たちやま)に降り置ける雪の常夏(とこなつ)にけずて渡るは神(かむ)ながらとそ」
[訳] 立山に降り積もった雪が夏の間中消えずにあるのは(立山の)神のみ心のままだということだ。
参考
上代に用いられたが、連体形・已然形・命令形の確かな用例は見当たらない。
け 【消】
動詞「く(消)」の未然形・連用形。
出典万葉集 八四九
「早くな散りそ雪はけぬとも」
[訳] 早く散らないでおくれ、たとえ雪が消えてしまおうとも。
ショウ 【小・少・抄・昭・笑・消・逍・鈔・焦・焼・蕉】
⇒せう
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