学研全訳古語辞典 |
きょうらなり 【清らなり】
⇒けうらなり
きよ-ら・なり 【清らなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
気品があって美しい。輝くように美しい。
出典源氏物語 桐壺
「世になくきよらなる玉の男御子(をのこみこ)さへ生まれ給(たま)ひぬ」
[訳] 世にまたとなく気品があって美しい玉のような男の御子までもお生まれになった。
②
はなやかで美しい。華美だ。
出典竹取物語 かぐや姫の昇天
「立てる人どもは、装束のきよらなること、物にも似ず」
[訳] 立っている(天)人たちは、装束がはなやかで美しいことがたとえようもない。
参考
「きよらなり」は「きよげなり」よりも上の、第一級の美しさをいう。⇒きよげなり
参考
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