古語:

申さすの意味

ゲストさん 辞書総合TOP
古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

まうさ-・す 【申さす】

分類連語


〔「す」が使役の意の場合〕申し上げさせる。


出典源氏物語 夕顔


「『さるべき人召すべきにや』などまうさすれど」


[訳] 「しかるべき人をお呼びになるほうがよろしいのでは」などと申し上げさせるが。


〔「す」が謙譲の意を強める場合〕(自身で)申し上げる。▽「言ふ」「告ぐ」の謙譲語。


出典源氏物語 少女


「『典侍(ないしのすけ)あきたるに』とまうさせたれば」


[訳] 「典侍が欠員になっているところに(私の娘を)」と(惟光(これみつ)が源氏に)申し上げたので。


参考

もともと高貴な人に侍女などを介して「申し上げさせる」意であったが、人を介することは当り前なので意識されなくなり、単に「申し上げる」意になった。ただしの区別は明確ではない。


なりたち

動詞「まうす」の未然形+使役・尊敬の助動詞「す」








申さすのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

申さすのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




申さすのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS