学研全訳古語辞典 |
まき-はしら 【真木柱】
杉や檜(ひのき)などの材木で作った、太くてりっぱな柱。宮殿や邸宅に用いた。「まけはしら」「まきばしら」とも。
出典万葉集 九二八
「績(う)み麻(を)なす(=枕詞(まくらことば))長柄(ながら)の宮にまきはしら太高敷(ふとたかし)きて」
[訳] 長柄の宮に太くりっぱな柱を高々と立て。
まき-はしら 【真木柱】
分類枕詞
「まきはしら」は太いことから、「太し」にかかる。
出典万葉集 一九〇
「まきはしら太き心はありしかど」
[訳] 太くたくましい心は持っていたけれど。
まけ-はしら 【真木柱】
「まきはしら」に同じ。「まけばしら」とも。◆上代の東国方言。
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