学研全訳古語辞典 |
いひ-かか・る 【言ひ掛かる】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
(相手に近づこうとして)話しかける。言い寄る。
出典竹取物語 貴公子たちの求婚
「物をだに言はむとて、いひかかれども」
[訳] せめて話だけでもしようとして、話しかけるけれども。
②
言いがかりをつける。難癖をつける。
出典世間胸算用 浮世・西鶴
「『きっと母屋(おもや)から済まし給(たま)へ』といひかかり」
[訳] 「必ず母屋から(離れに隠居している私に)返済してください」と言いがかりをつけ。
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