学研全訳古語辞典 |
てう 【調】
①
古代の税制の一つ。穀物以外の絹・糸・綿などの物品を納めるもの。
②
音楽の調子。音律。「でう」とも。「盤渉(ばんしき)てう」「黄鐘(わうじき)てう」。
③
双六(すごろく)で、二つの賽(さい)に同じ目が出ること。
出典枕草子 こころゆくもの
「調食(てうばみ)に、てう多く打ち出(い)でたる」
[訳] 双六で調食(=二つの賽に同じ目を出す遊び)をして、同じ目が多く出たとき。
み-つき 【貢・調】
租・庸・調(ちよう)などの租税の総称。▽「調(つき)(=年貢(ねんぐ))」を敬っていう語。◆「み」は接頭語。のちに「みつぎ」。
チョウ 【鳥・朝・銚・調】
⇒てう
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