「来」を解説文に含む見出し語の検索結果(371~380/605件中)
分類和歌「面影に花の姿をさき立(だ)てて幾重(いくへ)越え来(き)ぬ峰の白雲」出典新勅撰集 春上・藤原俊成(ふぢはらのとしなり)[訳] 美しく咲く花の姿を思い描き、その面影を先に行かせながらいくつ越え...
[一]自動詞ラ行四段活用活用{ら/り/る/る/れ/れ}①いらっしゃる。おいでになる。▽「行く」「来(く)」の尊敬語。出典烏帽子折 謡曲「早うおりゃれ」[訳] 早くいらっしゃい。②...
助動詞特殊型《接続》活用語の連用形に付く。①〔過去の事柄の根拠に基づく推定〕…たらしい。…たようだ。出典新古今集 春上「ほのぼのと春こそ空に来(き)にけらし天(あま)の香具山(かぐやま)霞...
分類和歌「木の間より漏(も)りくる月の影見れば心づくしの秋は来にけり」出典古今集 秋上・よみ人知らず[訳] 枝の間から漏れてくる月の光を見ると、物思いに心を痛める秋が来たのだなあ。鑑賞初秋の季節感を詠...
分類和歌「この世にし楽しくあらば来(こ)む世には虫に鳥にも我はなりなむ」出典万葉集 三四八・大伴旅人(おほとものたびと)[訳] 何と言ってもこの世で楽しくあるならば、来世では虫にでも、鳥にでも、わたし...
[一]自動詞サ行変格活用活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}①いらっしゃる。来られる。▽「来(く)」の敬意の低い尊敬語。出典女腹切 浄瑠・近松「やあ、父(とつ)さんか、夜更けに何しにごんし...
接尾語①形容詞・形容動詞の語幹に付いて、程度・状態を表す名詞を作る。「恋しさ」「静かさ」。②〔多く歌の末句の形容詞の語幹に付き、上の「…の(が)」と呼応して〕…ことよ。▽全体を...
分類和歌「桜花散りかひくもれ老いらくの来むといふなる道まがふがに」出典古今集 賀・在原業平(ありはらのなりひら)・伊勢物語九七[訳] 桜の花よ、舞い散って辺りを花びらで曇らせてしまえ。老いがやってくる...
分類和歌「笹(ささ)の葉はみ山もさやに乱るとも我は妹(いも)思ふ別れ来(き)ぬれば」出典万葉集 一三三・柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)[訳] 笹の葉は山全体をざわざわさせて風に乱れているけれども、...
分類和歌「銀も金(くがね)も玉も何せむに勝れる宝子に及(し)かめやも」出典万葉集 八〇三・山上憶良(やまのうへのおくら)[訳] 銀も金も玉も、どうしてすぐれた宝である子供に及ぼうか、決して及びはしない...