学研全訳古語辞典 |
あさぼらけ…
分類和歌
出典百人一首
「朝ぼらけ有り明けの月と見るまでに吉野の里に降(ふ)れる白雪(しらゆき)」
出典古今集 冬・坂上是則(さかのうへのこれのり)
[訳] しらじらと夜が明けるころ、まるで明け方の月の光かと思ってしまうほどに明るい、吉野の里に降り積もっている白雪であるなあ。
あさぼらけ…
分類和歌
出典百人一首
「朝ぼらけ宇治(うぢ)の川霧(かはぎり)たえだえにあらはれわたる瀬々(せぜ)の網代木(あじろぎ)」
出典千載集 冬・藤原定頼(ふぢはらのさだより)
[訳] しらじらと夜が明けるころ、宇治川に立ちこめていた川霧がとぎれとぎれに晴れて、それにつれて見えてくる、あちらこちらの川瀬にかけた網代木よ。
あさ-ぼらけ 【朝朗け】
朝、ほのぼのと明るくなるころ。夜明け方。
出典後拾遺集 恋二
「明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨(うら)めしきあさぼらけかな」
[訳] ⇒あけぬれば…。
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