古語:

うつそみのの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    

Weblio 辞書 > 古語辞典 > 学研全訳古語辞典 > うつそみのの解説 


学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

うつそみの…

分類和歌


「うつそみの(=枕詞(まくらことば))人にある我や明日よりは二上山(ふたかみやま)を兄弟(いろせ)とわが見む」


出典万葉集 一六五・大伯皇女(おほくのひめみこ)


[訳] この世に生きる人である私は、明日からは(弟を葬った)この二上山を弟と思って見ることにしようか。


鑑賞

処刑された弟の大津皇子の遺体を、墓所の二上山に移葬したときに詠んだ歌。生きてこの世に残った作者の、もの言わぬ山を弟と見るほかはない心情が悲しく歌われている。自身を「うつそみ(現身)の人」と客観的に納得して、一種のあきらめの境地にたどり着いている点が哀切である。「うつそみ」は「うつせみ」の古形。(神に対して)この世の人の意味。「いろせ」は同母の男の兄弟をさす。








うつそみののページへのリンク
「うつそみの」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

うつそみののお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




うつそみののページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS