学研全訳古語辞典 |
かどかど-・し
活用{((しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ)}
(一)
【角角し】とげとげしい。険がある。角立っている。
出典源氏物語 桐壺
「いと押し立ち、かどかどしきところ物し給(たま)ふ御方(おほんかた)にて」
[訳] たいそう我を張り、とげとげしいところがおありになるお方で。
(二)
【才才し】才気がある。賢い。利発だ。
出典源氏物語 賢木
「心ばへもかどかどしう、形もをかしくて」
[訳] 気性も才気があり、顔かたちもかわいらしくて。◇「かどかどしう」はウ音便。
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