学研全訳古語辞典 |
かぶき
(一)
【傾き】異様で派手な身なり振る舞いをすること。
(二)
【歌舞伎・歌舞妓】
①
「歌舞伎踊り」の略。江戸時代初期に出雲(いずも)(島根県東部)の女芸人阿国(おくに)が始めたもの。女性が男装をした異様な身なりで演じた踊りで、芝居の歌舞伎の源流となった。
②
⇒歌舞伎(かぶき)
分類文芸
歌舞伎
分類文芸
江戸時代に成立した、せりふ・音楽・舞踊を巧みに総合した民衆演劇。江戸時代初期に出雲(いずも)の女芸人阿国(おくに)が始めた歌舞伎踊りが源流とされる。その後、単純な歌舞劇から脱皮し、元禄(げんろく)期(一六八八~一七〇四)に今日の形態がほぼ確立された。その後も発展を重ね、人形浄瑠璃(じようるり)とともに民衆に愛好され、伝統演劇として、完成した。◆江戸時代には多く「歌舞妓」と書いた。
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