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くらぶの意味

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学研全訳古語辞典

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くら・ぶ 【比ぶ・較ぶ・競ぶ】

他動詞バ行下二段活用

活用{べ/べ/ぶ/ぶる/ぶれ/べよ}


比べる。比較する。


出典拾遺集 恋二


「逢(あ)ひ見ての後(のち)の心にくらぶれば」


[訳] ⇒あひみての…。


(優劣を)競(きそ)う。争う。


出典宇津保物語 祭の使


「一番に式部卿(しきぶきやう)の宮、右の大臣(おとど)くらべ給(たま)ひ、大臣勝ち給ふ」


[訳] 最初に式部卿の宮と右大臣とが競いなさり、右大臣がお勝ちになる。


(互いに)心を通わせ合う。つき合って親しくする。


出典土佐日記 一二・二一


「年ごろ、よくくらべつる人々なむ別れがたく思ひて」


[訳] 長年の間、よくつき合って親しくしていた人々は別れにくいことだと思って。








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