学研全訳古語辞典 |
こそ-あれ
分類連語
…こそ…ではあるけれど。…であるが。
出典古今集 雑上
「今こそあれ我も昔は男山(=枕詞(まくらことば))栄行(さかゆ)くときもありこしものを」
[訳] 今でこそこんなに衰えているのではあるけれども、私も昔は(体力気力ともに)盛んであった時もあったものなのに。
注意
「こそ」と「あれ」の間に、前後の文脈から適当な語を補って訳す。用例の和歌では、「かく」を補って「こそかくあれ」として考えた。
なりたち
係助詞「こそ」+ラ変動詞「あり」の已然形
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