てんま

学研全訳古語辞典

てん－ま 【伝馬】

名詞

① 律令制で、「駅馬（えきば）」とは別に各郡ごとに五頭ずつを備え、官人が公用に用いた馬。

② 戦国時代以降、各宿駅に備えて、宿駅から宿駅まで人や荷物を運ぶ公用の馬。宿継ぎの馬。

③ 「伝馬船（ぶね）」の略。大船と陸との間で荷物や人などを運ぶ小舟。はしけ。

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てん－ま 【天魔】

名詞

つねに仏道を妨げ、人を惑わして知恵・善根を失わせようとする魔王。「天魔波旬（はじゆん）」とも。◆仏教語。