学研全訳古語辞典 |
なか-ぞら 【中空】
①
空の中ほど。中天。
出典伊勢物語 二一
「なかぞらに立ちゐる雲のあともなく」
[訳] 空の中ほどに現れて漂う雲があとかたもなく(消えてしまうように)。
②
中途。旅の途中。
出典後拾遺集 雑六
「道遠みなかぞらにてや帰らまし」
[訳] (あの世への)道のりが遠いので、旅の途中から帰ってしまおうかしら。
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①
空の中ほど。中天。
出典伊勢物語 二一
「なかぞらに立ちゐる雲のあともなく」
[訳] 空の中ほどに現れて漂う雲があとかたもなく(消えてしまうように)。
②
中途。旅の途中。
出典後拾遺集 雑六
「道遠みなかぞらにてや帰らまし」
[訳] (あの世への)道のりが遠いので、旅の途中から帰ってしまおうかしら。
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