学研全訳古語辞典 |
なに-に-かは-せ-む 【何にかは為む】
分類連語
いったい何のためになろうか、いや、何にもならない。▽反語の意を表す。
出典更級日記 物語
「几帳(きちやう)の内にうち臥(ふ)して引き出(い)でつつ見る心地(ここち)、后(きさき)の位もなににかはせむ」
[訳] 几帳の中に身を横たえ(少しずつ『源氏物語』を)取り出しては読んでゆく気持ちは、后という位もいったい何になろうか、いや、何にもならない。
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分類連語
いったい何のためになろうか、いや、何にもならない。▽反語の意を表す。
出典更級日記 物語
「几帳(きちやう)の内にうち臥(ふ)して引き出(い)でつつ見る心地(ここち)、后(きさき)の位もなににかはせむ」
[訳] 几帳の中に身を横たえ(少しずつ『源氏物語』を)取り出しては読んでゆく気持ちは、后という位もいったい何になろうか、いや、何にもならない。
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