学研全訳古語辞典 |
ふり-し・く 【降り敷く】
活用{か/き/く/く/け/け}
敷き詰めたように一面に降る。
出典万葉集 一六三九
「沫雪(あわゆき)のほどろほどろにふりしけば」
[訳] ⇒あわゆきの…。
ふり-し・く 【降り頻く】
活用{か/き/く/く/け/け}
「ふりしきる」に同じ。
出典万葉集 四四四三
「ひさかたの(=枕詞(まくらことば))雨はふりしくなでしこがいや初花(はつはな)に恋しき我(わ)が背(せ)」
[訳] 雨はしきりに降り続くが、なでしこのいよいよ新しく咲いた花のように、恋しい私のあの人よ。
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