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みやの意味

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学研全訳古語辞典

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み-や 【宮】

名詞

神社。神宮。


出典万葉集 一七四〇


「わたつみの神のみやの内の重(へ)の妙(たへ)なる殿(との)に」


[訳] 海の神をまつる神社の中の奥の方の神秘的な御殿に。


皇居。御所。


出典万葉集 一〇六三


「あり通ふ難波(なには)のみやは海近み」


[訳] いつも通う難波にある皇居は海が近いので。


(皇后・中宮・皇子・皇女などの)皇族の住居。離宮。


出典伊勢物語 八二


「山崎のあなたに、水無瀬(みなせ)といふ所にみやありけり」


[訳] 山崎のむこうの方で、水無瀬という所に御殿があった。


皇族に対する尊敬語。


出典伊勢物語 八四


「身はいやしながら、母なむみやなりける」


[訳] (男は)身分は低いけれども、母君は皇女であった。◆「み」は接頭語、「や」は「屋」。



雅び

分類文芸


奈良時代から平安時代を通じての美的理念の一つ。「里び」「鄙(ひな)び」に対して、繊細な感受性や洗練された言動など、宮廷風・都会風に洗練された優雅の美をいう。『伊勢(いせ)物語』などに色濃くうかがわれる。「あはれ」「をかし」も「雅び」の一面をなしている。








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