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みなひとはの意味

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みなひとは…

分類和歌


「皆人は花の衣になりぬなり苔(こけ)の袂(たもと)よ乾きだにせよ」


出典古今集 哀傷・遍昭(へんぜう)


[訳] 世間の人は皆、喪服を脱いではなやかな服に着替えたという。涙にぬれた私の僧衣の袂よ、せめて乾くことだけでもしてくれ。


鑑賞

仁明(にんみよう)天皇の一年の喪が明けて詠んだ歌。喪が明けて日常に戻った世間と、先帝の死をいたむ自分とが、「花の衣」と「苔の袂」との対比によって表されている。








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