古語:

ゆふの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

ゆふ 【夕】

名詞

夕方。日暮れどき。[反対語] 朝(あさ)。


参考

「朝夕(あさゆふ)」「夕月(ゆふづき)」などのように複合語の中で用いられ、単独で夕方の意を表す場合は「ゆふべ」が用いられる。



ゆふ 【木綿】

名詞

こうぞの樹皮をはぎ、その繊維を蒸して水にさらし、細く裂いて糸状にしたもの。神事で、幣帛(へいはく)としてさかきの木などに掛ける。



ゆ・ふ 【結ふ】

他動詞ハ行四段活用

{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}


結ぶ。縛(しば)る。


出典万葉集 三九五〇


「家にしてゆひてし紐(ひも)を解き放(さ)けず」


[訳] 家で結んだ紐を解き放たずに。


髪を調え結ぶ。髪を結う。


出典源氏物語 桐壺


「みづらゆひ給(たま)へる面(つら)つき、顔のにほひ、さま変へ給はむこと惜しげなり」


[訳] (少年の髪型である)みずらに髪を結いなさった顔立ち、顔の美しさは、(元服して)童姿をお変えなさることが残念なようである。


組み立てる。作り構える。こしらえる。


出典徒然草 五一


「こしらへさせられければ、やすらかにゆひて参らせたりけるが」


[訳] (水車を)造らせなさったところ、たやすく組み立てて差し上げたのだったが。


縫う。つくろう。糸などで結び合わせる。


出典枕草子 宮の五節いださせ給ふに


「几帳(きちやう)どものほころびゆひつつ」


[訳] 几帳のぬい残したところをつくろいながら。


参考

「ゆふ」と「むすぶ」の違い 「ゆふ」も「むすぶ」も紐状のものをからみ合わせるという点で同じ意を表すが、本来、「ゆふ」は、ある形に作りなすという面が強く、「むすぶ」は、固定して離れないようにするという面が強いとみられる。








ゆふのページへのリンク
「ゆふ」の関連用語

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

ゆふのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




ゆふのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS