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下つ方の意味

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しも-つ-かた 【下つ方】

名詞

下の方。下半分。


出典源氏物語 夕顔


「立ちさまよふらむしもつかた、思ひやるに」


[訳] 立って動き回っているらしい下半身を、推し量ると。


身分の低い者。


出典徒然草 一


「それよりしもつかたは、ほどにつけつつ時にあひ」


[訳] それより身分の低い者は身分に応じて時節を得て栄え。


京都の、内裏(だいり)から遠い南の方。下京(しもぎよう)。


出典源氏物語 澪標


「しもつかたの京極(きやうごく)わたりなれば」


[訳] 下京の京極あたりなので。◆「つ」は「の」の意の上代の格助詞。[反対語]上(かみ)つ方(かた)。








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