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如何にもの意味

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学研全訳古語辞典

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いかに-も 【如何にも】

分類連語


どのようにでも。どうにでも。


出典源氏物語 宿木


「いかにも、さるべきさまになさせ給(たま)はば」


[訳] どのようにでも、ふさわしいようすに(山荘を)お造りいただけたら。


〔下に打消の語を伴って〕どんなことがあっても。どうしても。決して。


出典大鏡 道長上


「こと殿達の御気色(けしき)は、いかにもなほ直らで」


[訳] ほかの殿たちのお顔色は、どうしてもやはり直らず。


〔下に願望・意志を表す語を伴って〕どうにか。ぜひとも。


出典徒然草 五八


「いかにもして世を逃れんことこそあらまほしけれ」


[訳] どうにかして出家することこそ望ましい。


非常に。まったく。▽程度が甚だしいことを表す。


出典宇治拾遺 一・三


「いかにも山の中にただ一人居たるに」


[訳] まったく山の中にたった一人で座っていると。


そうそう。確かに。▽相手の言うことを肯定する語。


出典末広がり 狂言


「いかにもわごりょの事ぢゃ」


[訳] そうそうあなたのことだ。


なりたち

副詞「いかに」+係助詞「も」








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