学研全訳古語辞典 |
おもひ-なら・ふ 【思ひ習ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
習い覚える。
出典伊勢物語 三八
「君によりおもひならひぬ世の中の人はこれをや恋といふらむ」
[訳] あなたによって習い覚えた。世の中の人はこれを恋と言うのだろうか。
②
そう思うのが習慣となる。いつも心にかける。
出典源氏物語 若菜下
「人より先なりけるけぢめにや、とりわきておもひならひたるを」
[訳] 他の兄弟より先に生まれた違いからか、(親は私を)特別にいつも心にかけていたので。
思ひ習ふのページへのリンク |