学研全訳古語辞典 |
おぼほ・ゆ 【思ほゆ】
活用{え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ}
感じられる。自然に思われる。
出典風雅集 恋四
「そことない恨みぞ常におぼほゆるいかにぞ人のあらずなること」
[訳] とりとめのない恨みが常に感じられる。どうして人は生きながらえないのかということに。◆「おもほゆ」の変化した語。
おもほ・ゆ 【思ほゆ】
活用{え/え/ゆ/ゆる/ゆれ/えよ}
(自然に)思われる。
出典万葉集 二六六
「淡海(あふみ)の海夕波千鳥汝(な)が鳴けば心もしのに古(いにし)へおもほゆ」
[訳] ⇒あふみのうみ…。◆動詞「思ふ」+上代の自発の助動詞「ゆ」からなる「思はゆ」が変化した語。「おぼゆ」の前身。
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