学研全訳古語辞典 |
はぢ-を-きよ・む 【恥を雪む】
分類連語
〔多く「会稽(くわいけい)のはぢをきよむ」の形で〕不名誉を挽回(ばんかい)する。恥をぬぐいさる。恥をすすぐ。
出典平家物語 一・清水寺炎上
「御葬送の夜の会稽のはぢをきよめんがためとぞ聞こえし」
[訳] (天皇の)御葬送の夜に受けた恥をぬぐいさろうとするためであるとうわさされた。
参考
中国の古典『史記』にある、越王(えつおう)勾践(こうせん)が会稽山(かいけいざん)の戦いで呉王(ごおう)夫差(ふさ)に捕らえられたが、のちに夫差を破り、その時の恥をすすいだという故事による。
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