学研全訳古語辞典 |
うる・ふ 【潤ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
うるおう。湿る。
出典拾遺集 雑下
「草の葉もうるひにたりと」
[訳] 民草の葉もうるおったと。
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
うるおす。湿らす。
出典宇治拾遺 一五・一一
「喉(のど)をうるへよ」
[訳] のどをうるおせよ。
うるほ・ふ 【潤ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
湿りけを帯びる。ぬれる。しめる。
出典新古今集 神祇
「おほみ田のうるほふばかりせきかけて」
[訳] (賀茂神社の)田がしめるほどに堰(せき)を造り水をたたえて。
②
恩恵を受ける。
出典保元物語 上
「恩光に照らされ、徳沢(とくたく)にうるほひて」
[訳] お恵みを受け、豊かなご人徳の恩恵を受けて。
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