学研全訳古語辞典 |
なほ・し 【直し】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
①
まっすぐである。
②
整っていて平らである。
出典枕草子 正月十よ日のほど
「えせ者の家の荒畠(あらばたけ)といふものの、土うるはしうもなほからぬ」
[訳] 身分の低い者の家の荒れた畠といったところで、土がきちんと平らでない(所に)。
③
普通である。
出典源氏物語 総角
「目も鼻もなほしと覚ゆるは」
[訳] 目鼻立ちも普通であると思われるのは。
なおし 【直衣・直し】
⇒なほし
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