直

学研全訳古語辞典

ジキ 【直】

⇒ぢき

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なお 【直・猶・尚】

⇒なほ

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なほ 【直】

名詞

まっすぐであること。偽りのないこと。

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なほ 【直】

副詞

① そのまま。何もしないで。

出典 土佐日記 一・四

「かうやうに物持（も）て来る人に、なほしもえあらで」

[訳] このように贈り物を持って来る人に、（お返しもしないで）そのままにしてはおけないので。

② 何ということもなく。平凡に。

出典 伊勢物語 三九

「天（あめ）の下の色好みの歌にてはなほぞありける」

[訳] 天下（に評判）の色事好きの人の歌としては平凡であったよ。

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ひた－ 【直】

接頭語

〔名詞に付いて〕

① 直接の、じかに、の意を表す。「ひた土（つち）」「ひた面（おもて）」。

② まっすぐ、の意を表す。「ひた道」。

③ ひたすら、いちずに、の意を表す。「ひた心」「ひた走り」。

④ すべて、まったく、の意を表す。「ひた紅（くれなゐ）」「ひたさ麻（を）」。