学研全訳古語辞典 |
さうぞき-た・つ 【装束き立つ】
活用{た/ち/つ/つ/て/て}
着飾る。
出典枕草子 関白殿、二月二十一日に
「まことに寅(とら)の時かとさうぞきたちてあるに」
[訳] ほんとうに寅の刻(=午前四時ごろ)かと思い着飾っているのに。◆「たつ」は接尾語。
活用{て/て/つ/つる/つれ/てよ}
着飾らせる。
出典枕草子 うつくしきもの
「大きにはあらぬ殿上童(てんじやうわらは)のさうぞきたてられて歩(あり)くも、うつくし」
[訳] あまり大きくない殿上童が着飾らせられて歩くのもかわいらしい。◆「たつ」は接尾語。
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