学研全訳古語辞典 |
うま-の-はなむけ 【餞・馬の餞】
旅立つ人に餞別(せんべつ)の金品を贈ったり送別の宴を行ったりすること。
出典土佐日記 一二・二二
「船路なれど、うまのはなむけす」
[訳] (馬には乗らない)船旅なのだけれど、うまのはなむけをする。
参考
「馬の鼻向け」の意で、古代、旅に出る人の安全を祈って、出発時にその人の乗馬の鼻を行き先の方に向けた習慣から。
はな-むけ 【餞・贐】
「うまのはなむけ」の略。旅立ちや門出のとき、別れの宴を催したり金品や詩歌などを贈ったりして、祝ってやること。また、その宴や金品・詩歌など。
参考
旅立つ人の馬の鼻を行く方向へ向けた習慣から。
むま-の-はなむけ 【餞・馬の餞】
「うまのはなむけ」に同じ。
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