「らむ」を解説文に含む見出し語の検索結果(231~240/554件中)
分類連語…でさえ…だ。…だけでも…である。出典古今集 春下「雪とのみ降るだにあるを桜花いかに散れとか風の吹くらむ」[訳] 雪の降るように散るだけでさえ惜しいのに、桜の花に「どんな散り方をしろ」といって...
名詞(一)【止まり・留まり】①終点。果て。行き着く所。出典古今集 秋下「年ごとにもみぢ葉流す竜田川水門(みなと)や秋のとまりなるらむ」[訳] 毎年毎年もみじの葉を流す竜田川、その河口は秋が...
分類和歌出典百人一首 「夏の夜(よ)はまだ宵(よひ)ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ」出典古今集 夏・清原深養父(きよはらのふかやぶ)[訳] 短い夏の夜は、まだ宵のつもりでいるうちに明けてしまっ...
分類連語…であろうか。出典竹取物語 燕の子安貝「『何の用にかあらむ』と申す」[訳] 「何に用いるのであろうか」と申し上げる。参考通常、「にかあらむ」は「何の」などの疑問語を伴うときに用い、そうでないと...
副詞①ぱたぱた(と)。ばたばた(と)。出典枕草子 あかつきに帰らむ人は「扇ふたふたと使ひ懐紙(ふところがみ)さし入れて」[訳] 扇をばたばたと使い懐紙をしまいこみ。②ぽたぽた(...
副詞①ぱたぱた(と)。ばたばた(と)。出典枕草子 あかつきに帰らむ人は「扇ふたふたと使ひ懐紙(ふところがみ)さし入れて」[訳] 扇をばたばたと使い懐紙をしまいこみ。②ぽたぽた(...
接続助詞《接続》動詞と動詞型活用助動詞の連体形に付く。①〔逆接の確定条件〕…けれども。…のに。…が。出典源氏物語 橋姫「内裏(うち)へ参らむとおぼしつるも、出(い)で立たれず」[訳] (薫...
感動詞①やあ。おい。さあ。▽呼びかけるときに発する語。出典源氏物語 明石「思ふらむ心のほどややよいかに」[訳] (私を)思っているであろう心の程度は、さあ、どのくらいでしょう。②...
副助詞《接続》体言、活用語の連体形、副詞、助詞などに付く。①〔不確実〕…だろうか。…だか。▽多く疑問の語を伴う。出典野ざらし 俳文「山路来て何やらゆかしすみれ草―芭蕉」[訳] ⇒やまぢきて...
分類和歌「吉野山やがて出(い)でじと思ふ身を花散りなばと人や待つらむ」出典新古今集 雑中・西行(さいぎやう)[訳] 吉野山に分け入ってそのまま山から出まいと思うこの身を、花が散ってしまったら戻って来る...