「俳文」を解説文に含む見出し語の検索結果(81~90/237件中)
分類俳句「雀(すずめ)の子そこのけそこのけ御馬(おうま)が通る」出典おらが春 俳文・一茶(いつさ)[訳] 雀の子よ、さあどいたどいた、今からお馬が通って危ないよ。鑑賞子雀に優しく注意した句とも、おもち...
分類俳句「旅人と我(わ)が名呼ばれん初時雨(はつしぐれ)」出典笈の小文 俳文・芭蕉(ばせう)[訳] 初時雨の降る季節となった。私は今日、その時雨にぬれながら旅立ちをし、旅人と呼ばれる境涯に身を置こう。
分類俳句「人恋し灯ともしごろをさくら散る」出典白雄句集 俳文・白雄(しらを)[訳] 何となく人恋しい春の夕暮れ時、家々には灯がともり、折しもはらはらと桜の花びらが散ってゆく。鑑賞春の夕暮れ時のやるせな...
分類俳句「ほととぎす大竹藪(おほたけやぶ)を漏る月夜」出典嵯峨日記 俳文・芭蕉(ばせう)[訳] 夏の夜、ほととぎすが一声鳴いて飛び去った。ふり仰ぐと、うっそうと茂った竹藪の間から月の光が静かに漏れさし...
分類俳句「名月をとってくれろと泣く子かな」出典おらが春 俳文・一茶(いつさ)[訳] 秋の澄んだ夜空にくっきりと浮かんでいる十五夜の月を、子どもが、「取ってくれ、取ってくれ」としきりにせがんで泣くことだ...
分類俳句「瘦せ蛙まけるな一茶(いつさ)これにあり」出典七番日記 俳文・一茶[訳] やせて弱々しい蛙よ、戦いに負けるな、一茶がここについているぞ。鑑賞作者が弱いものに対して同情を示しただけでなく、この「...
分類俳句「山路来て何やらゆかしすみれ草」出典野ざらし 俳文・芭蕉(ばせう)[訳] 山路を越えて来て、ふと紫色のすみれの花を見つけ、何とはなしに心が引かれるよ。鑑賞和歌では野のすみれを詠むのが普通だが、...
分類俳句「やれ打つな蠅(はへ)が手をすり足をする」出典八番日記 俳文・一茶(いつさ)[訳] これ、たたいてはいけない。蠅(はえ)が手を擦り合わせ、足を擦り合わせて命乞(ご)いをしているではないか。鑑賞...
形容詞シク活用活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}①見たい。聞きたい。知りたい。出典徒然草 一三七「忍びて寄する車どものゆかしきを」[訳] 目立たないよ...
分類俳句「雪とけて村一ぱいの子どもかな」出典七番日記 俳文・一茶(いつさ)[訳] 雪どけの季節を迎えて、冬の間家に閉じこめられていた子供たちがいっせいに戸外に出て、村いっぱいに広がり遊んでいることだ。