学研全訳古語辞典 |
うち-な・す 【打ち為す・打ち成す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
〔多く受身の形で〕戦って敵の人数をわずかにする。
出典平家物語 七・篠原合戦
「畠山(はたけやま)、家の子郎等(らうとう)残り少なにうちなされ」
[訳] 畠山は、家の子や郎等も残りわずかに戦って人数を減らされ。
うち-な・す 【打ち鳴す】
活用{さ/し/す/す/せ/せ}
打ち鳴らす。
出典万葉集 二六四一
「時守(ときもり)のうちなす鼓(つづみ)数(よ)み見れば」
[訳] 時を告げる役人が打ち鳴らす鼓の音を数えてみると。
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