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かうの意味

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かう 【交う・買う・替う・換う・代う・飼う】

⇒かふ



かう 【斯う】

副詞

このように。


出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの


「などかうつたなうはあるぞ」


[訳] なぜこのようにできが悪いのか。


〔「かうなり」の形で〕そうそう。そのとおり。


出典大鏡 道長下


「かうなり、かうなり。さらむ折は必ず告げ給(たま)ふべきなり」


[訳] そのとおりだ、そのとおりだ。そういう時には必ずお知らせなさるべきです。


もうこれまで。


出典平家物語 一・祇王


「祇王(ぎわう)すでに、今はかうとて出いでけるが」


[訳] 祇王はもはや、今となってはもうこれまでと思って外へ出たが。


これこれ。しかじか。


出典平家物語 二・烽火之沙汰


「入道に、かうとも申しも入れず」


[訳] 入道(=平清盛)に、これこれとも申し上げもしないで。◆「かく」のウ音便。



かう 【更】

名詞

日没から日の出までを五等分した時間の単位。順に初更・二更・三更・四更・五更と分けるが、季節により日没・日の出の時刻が異なるので、時間は春夏は短く、秋冬は長い。



かう 【講】

名詞

仏典の内容について講義する集会。また、信者が集まって行う法会(ほうえ)。


参詣(さんけい)や寄進などを目的とする信者団体。「伊勢(いせ)かう」。


金銭を貯蓄し、融通し合うための組合。



かう 【長官】

名詞

官庁の長官。「かん」とも。◆「かみ(長官)」のウ音便。



かう 【香】

名詞

香料。白檀(びやくだん)・伽羅(きやら)・沈香(じんこう)など天然の香木や、麝香(じやこう)・竜涎(りゆうぜん)など動物性のものがあり、それら各種を練り合わせて好みの香を作る合わせ香も行われる。⇒薫たき物。


「香色(かういろ)」の略。赤みを帯びた黄色。


織り色の名。縦糸は香色、横糸は白色。老人が着る。








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