学研全訳古語辞典 |
か-な
《接続》体言や活用語の連体形に付く。〔詠嘆〕…だなあ。
出典伊勢物語 九
「限りなく遠くも来にけるかな」
[訳] この上もなく遠くまでもまあ来てしまったものだなあ。
参考
終助詞「か」に終助詞「な」が付いて一語化したもの。中古以降、上代の「かも」に代わって、和歌・俳句や会話文に多く用いられた。
か-な 【仮名・仮字】
平仮名・片仮名・万葉仮名・草(そう)仮名などの総称。特に平仮名をさすことが多い。公的な字とされた漢字を「真名(まな)」というのに対して、私的な仮(かり)の字の意。
かな 【鉋】
木工具の一つ。かんな。
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