学研全訳古語辞典 |
かね 【兼ね】
動詞「かぬ」の未然形・連用形。
かね 【矩】
①
(大工が使う)曲尺(かねじやく)。
②
直角。
出典平家物語 四・橋合戦
「かねに渡いて押し落とさるな」
[訳] (流れに)直角に渡って水中に押し落とされるな。
かね 【金】
①
金属の総称。
②
貨幣。金銭。資本。◇「銀」とも書く。江戸時代、経済の中心だった上方(かみがた)で銀貨が主要通貨であったところから。
かね 【鉄漿】
歯を黒く染めるのに用いる、鉄を酸化させた液。⇒おはぐろ
かね 【鉦】
仏具の一つ。円形の金属製で、法事・念仏などのとき、架にかけたり伏せたりして、撞木(しゆもく)で鳴らすもの。たたきがね。
かね 【鐘】
①
つりがね。梵鐘(ぼんしよう)。
②
鐘の音。
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