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さますの意味

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学研全訳古語辞典

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さま・す 【冷ます】

他動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


(熱いものを)冷やす。


出典源氏物語 鈴虫


「かの炎をもさましはべりにしがな」


[訳] あの地獄の業火の炎をも冷やしてしまいたいものですなあ。


(高まった気持ち・興味などを)しずめる。


出典源氏物語 椎本


「思ひ慰まむ方ありてこそ、悲しさをもさますものなめれ」


[訳] 心が慰められるようなことがあってこそ、悲しさをもしずめるものであるようだ。



さま・す 【覚ます・醒ます】

他動詞サ行四段活用

活用{さ/し/す/す/せ/せ}


目覚めさせる。


出典古今集 秋上


「山里は秋こそことにわびしけれ鹿(しか)の鳴く音(ね)に目をさましつつ」


[訳] ⇒やまざとはあきこそことに…。


迷いや物思いから覚めるようにする。悲しみを薄れさせる。


出典源氏物語 椎本


「悲しさをもさますものなめれ」


[訳] (死別の)悲しさを薄れさせるもののようだ。








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