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さらなりの意味

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さら・なり 【更なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


〔「言へばさらなり」「言ふもさらなり」の形で〕今さらでおかしい。今さらという感じがする。


出典源氏物語 薄雲


「面(つら)つき・まみの薫(かを)れるほどなど、言へばさらなり」


[訳] (明石の姫君の)ほおのあたりのようすや目もとのつややかで美しいようすなどは、言うのも今さらという感じがする。


言うまでもない。もちろんだ。▽「言へば」「言ふも」が略された形。


出典枕草子 春はあけぼの


「夏は夜。月のころはさらなり」


[訳] 夏は夜(がいい)。月の眺めのよいころは言うまでもない。








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