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それがしの意味

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それ-がし 【某】

代名詞

だれそれ。だれだれ。▽不定称の人称代名詞。名のはっきりしない人、または知っていても明らかにする必要のない人をぼかしてさす。


出典蜻蛉日記 中


「ただ今、殿より御文(ふみ)もて、それがしなむ参りたりつる」


[訳] 今、ご主人からの御手紙をもって、だれそれが参上した。


私。▽自称の人称代名詞。男性が少し謙そんして用いる。


出典宇治拾遺 四・一一


「それがし、おほくの丈六を作り奉れり」


[訳] 私が、たくさんの一丈六尺の仏像をお作り申し上げた。


参考

は鎌倉時代以後。室町時代以後はの意のみとなり、の意には「なにがし」が用いられる。








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