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某の意味

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学研全訳古語辞典

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くれ-がし 【某】

代名詞

だれだれ。かれそれ。▽「なにがし」と並べて用いる。


出典源氏物語 夕顔


「『なにがし、くれがし』と数へしは」


[訳] 「だれそれ、かれそれ」と列挙したのは。◆「がし」は接尾語。



それ-がし 【某】

代名詞

だれそれ。だれだれ。▽不定称の人称代名詞。名のはっきりしない人、または知っていても明らかにする必要のない人をぼかしてさす。


出典蜻蛉日記 中


「ただ今、殿より御文(ふみ)もて、それがしなむ参りたりつる」


[訳] 今、ご主人からの御手紙をもって、だれそれが参上した。


私。▽自称の人称代名詞。男性が少し謙そんして用いる。


出典宇治拾遺 四・一一


「それがし、おほくの丈六を作り奉れり」


[訳] 私が、たくさんの一丈六尺の仏像をお作り申し上げた。


参考

は鎌倉時代以後。室町時代以後はの意のみとなり、の意には「なにがし」が用いられる。



なに-がし 【何某・某】

[一]名詞

なんとかという人。だれそれ。どこそこ。▽人・事物・場所・方向などで、その名前がわからないとき、また、知っていても省略するとき用いる。


出典徒然草 一四一


「悲田院(ひでんゐん)の尭蓮上人(げうれんしやうにん)は、俗姓は三浦のなにがしとかや、さうなき武者(むしや)なり」


[訳] 悲田院の尭蓮上人は、出家前の俗人としての姓は三浦のだれそれとかという、並ぶ者のない武士である。


[二]代名詞

わたくし。▽自称の人称代名詞。男性が謙譲の意をこめて、改まった気持ちでいう。


出典源氏物語 若紫


「その北の方(かた)なむ、なにがしが妹に侍(はべ)る」


[訳] その方の奥方は、わたくしの妹でございます。









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