学研全訳古語辞典 |
ふ-しん 【不審】
①
疑わしいこと。いぶかしいこと。疑い。
出典古今著聞集 九
「あたらむことはふしんなけれども」
[訳] (矢が)あたるであろうことについては疑いがないけれども。
②
疑いをかけること。嫌疑。
出典平家物語 一二・土佐房被斬
「御ふしんを蒙(かうぶ)り給(たま)ふよし聞こえしかば」
[訳] (義経(よしつね)が頼朝(よりとも)から内々に)ご嫌疑を受けていらっしゃるといううわさが伝わったので。
ふ-しん 【普請】
①
禅宗で、多くの人に頼んで労役に従事してもらうこと。◇仏教語。
②
寺の堂・塔の建築・修理をすること。また、土木・建築工事をすること。
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